彼女の感情の見分け方
（ガイ・アニス・・ジェイド）
「なぁ、は笑ったりしないのか？」
「どうしたの、急に」
「いや、そういえばの笑った顔、見た事ないなと思ってな」
「っていうか、笑った顔どころか怒った顔も悲しそうな顔も見たことないよ！ってば、いっつも表情変わらないんだから！」
「・・・そうかな？」
「のこれも、ある意味ポーカーフェイスだよな」
「大佐みたいに・・・とまでは言わないから、もうちょっと笑ったら良いのに」
「何で笑わないんだ？」
「・・・？考えてるわけじゃないから、知らない」
「うむむ〜。大佐！大佐はとずっと一緒にいたんですよね？じゃあ、の笑った顔も見た事あります？」
「さぁ、どうだったでしょうね」
「もう！すっとぼけないで下さいよ！！」
「おやおや、アニスはずいぶんとご機嫌ななめのようですねぇ」
「大佐！！」
「はいはい。そうですねぇ・・・。まぁ、見た事があるかどうかはさておき」
「置いとくのかよ・・・」
「はいつも無表情だと言いますが、じっくり見ていると、判り辛くはありますがちゃんと表情の変化はありますよ？」
「え〜！・・・まぁ、確かに困った顔してるな〜・・・って思う時はありますけど」
「は自分の感情を表に出すのが下手なだけなんですよ。ちゃんと嬉しい時には嬉しい顔をしていますし、腹が立った時は怒った顔をしています」
「・・・つまり、の表情を読むにはそれなりの付き合いが必要って事か」
「ま、そういう事ですね」
「む〜！絶対、の表情を読んでやるんだから！！」
「頑張れ、アニス」
「無表情でそんな事言われても、嬉しくな〜い！！」
「（たまに、ってわざとやってんじゃないかって思う時があるんだが・・・）」
アビス。
主人公は至って真面目。