問題だらけの人間関係

(ガイ・ジェイド・アニス・

 

 

「なあ、ジェイド。さっきの奴とは、一体どういう関係なんだ?」

「・・・さっきの、とは?」

「も〜、すっとぼけないで下さいよ!ディストの事ですよ!!」

「なんだかずいぶんと仲良さそうだったが・・・」

「ははは、面白い冗談ですねぇ」

「いや、冗談って。・・・向こうは友達だって言ってたが・・・?」

「私にあんな可笑しな友人はいませんよ」

「うわっ、キツ!・・・んじゃ、は?」

「・・・?」

「なぁ〜んか、熱烈な愛を一心に注がれてるって感じだったけど」

「熱烈な・・・愛?」

「それこそ冗談は止して下さい。が穢れます」

「穢れるって・・・」

「どういう知り合い?どういう関係?アニスちゃんにこっそり教えてよ〜」

「どういう知り合い?・・・ディストは、友達」

「友達ぃ!?あの男と!?」

「友達。ディストは変わってて面白い」

「・・・まぁ、変わってるのは変わってるだろうが・・・」

「すぐに自分の世界に入っちゃったり、急に怒って叫んだり、復讐日記とかつけてたり、いきなり訳の解らない行動したりして、面白い」

。それって褒めてないから」

「それは・・・見てる分には面白いかもしれないが、関わるとなるとちょっと・・・」

「厄介という言葉で片付けるには有り余るほど、傍迷惑な男ですよ」

「でも、優しい」

「・・・、ディストの事好きなんだ」

「うん、好き。私の友達」

「・・・って言ってるぜ、旦那」

「おやおや、ディストにも困ったものですねぇ」

「ジェイド、目が笑ってないんだが・・・」

「・・・(ディスト、ご愁傷様)」

 


アビス

過去編では絡みが少なかったけど、実は仲良し。