の子らしさのお勉強

 

(アニス・ジェイド・イオン)

 

「う〜ん・・・」

「どうしました、アニス?」

「あ、大佐。実はの事なんですけど・・・」

がどうしたんですか?」

「う〜ん・・・イオン様も思いません?って可愛いのに、行動とか言動とか、いちいち女の子らしさが欠けてるような気がするんですよね・・・」

「彼女らしくて、良いではありませんか」

「そうなんですけど・・・。でも、もったいないなぁ。折角素材が良いんだから、もっと笑ったりすれば、玉の輿も夢じゃないのに・・・」

はアニスのように、玉の輿を狙っているわけではないと思いますが・・・」

「ふむ。まぁ、玉の輿がどうかは置いておいて。確かにアニスの言う事にも一理あるかもしれませんね」

「ジェイド?」

「昔からの周りには同年代の同性がいませんでした。軍人もやはり女性より男性の比率の方が多いわけですし」

「男の人に囲まれてたから、女の子らしさに欠けてるっていう事ですか?」

「おそらく、そういう事でしょうね」

「それでは、アニスがに『女の子らしさ』というのを教えてあげてはどうですか?」

「あ!イオン様、ナイスアイデア〜!」

「いえ、それはどうかと・・・」

「それじゃ、私さっそく行って来ますね〜!!」

「・・・ヤレヤレ。面倒な事にならなければ良いのですが」

 

 


アビス、タルタロスにて。