家・

全ての者が大なり小なり力を有し、霊能者として活動している特殊な一族。

その世界では、誰もが驚くほどの有名な家。

あまりメディアなど露出は高くないが、一般にもそれなりに有名。

依頼料は、割と良心的。

 

・月華・

当主の補佐役であり、パートナー。

代々当主就任と同時に、新しい月華が選定される。

基本的には、当主に次いで力の強い者が選ばれる。

家においては、ナンバー2の権限を持つ。

 

 

 

                       それで自分の存在が証明されるなら、簡単な事だと思わない?

現当主である、一清の『月華』。

『月の華』『人形の家』『放課後の呪者』『禁じられた遊び』の時点で、高校3年生。

都内でも超有名な進学校に通っていた。成績は学年トップクラス。

『血塗られた迷宮』では、安原と同じ大学に進学している。

SPRと関わるようになってから、依頼に借り出される事が非常に多くなった。

霊能者なのに、同業者が嫌い。

苗字よりも、名前で呼ばれる事を好む。

シリアスな雰囲気が苦手。すぐに茶化す傾向にある。

見た目はかなり綺麗だが、口を開くとギャップがある。言葉遣いに気をつけろ。(一清談)

勘は鋭い方。嫌な勘ばかり当たる。

霊視能力が非常に高く、危うく身体を乗っ取られそうになる事もしばしば。

霊の気配が多い(濃い)場所では常に体調が優れないが、しばらくすると慣れるらしい。

最近わりと倒れやすい事を、実は微妙に気にしている。

ピアスとブレスレットに特殊な細工がしてあるらしく、最終的にはそれが身を守ってくれるらしい。

が、最近効果があるのかないのか怪しい。(談)

 

 

 一清

                       手に負えないようなら連絡して来い。助けてやらなくもないぞ。

家、現当主。

『月の華』『人形の家』『放課後の呪者』『禁じられた遊び』の時点で、27歳。

年齢を重ねている分だけ、ナルよりも数倍性質が悪い。(談)

霊能者としての能力は非常に高いらしいが、残念ながらこれまでストーリーに絡んだ事は一度もない。

かなり口も態度も悪いが、本人には気付かれないようの事を心配している。(藤野談)

そして言動から察する事は難しいが、意外とに弱い。

食事中に新聞を読むのが日課。そしてに怒られるのも日課。(食事中に新聞読まない!)

クールに見えて、意外とロマンティスト。(談)

恋愛ドラマが好き。夕方の再放送は見逃さない。

実はかなりの美人さん。

 

 

 藤野

                            そんなに心配なら、意地を張らなければ宜しいのに。

家の執事的存在。

一清やの日常生活の面倒から、その他もろもろの雑務を一手に引き受けている。

いつも優しい笑顔を浮かべている、老紳士。

彼の作る和食は絶品。(談)

いや、洋食もいける。(一清談)

中華も素晴らしいです。(高遠談)

敵に回すと一番厄介な相手。(一清談)

妙に勘が鋭い。むしろ予知レベル。(高遠談)

なんだか色々と侮れない人。

 

 

 高遠

                                  お帰りなさいませ、お迎えに上がりました。

『放課後の呪者』にて、登場。年齢は30代半ばくらい。

本家の住み込み、専属運転手。

霊能者としての能力はそれほど高くはない為、霊能者ではなく運転手として働いている。

いつも優しい笑顔を浮かべている、穏やかな人。

本家の良心。(談)

 

 

 兵庫・茶生

                               そんな事、あなたに言われなくても解ってます!

『血ぬられた迷宮』にて、登場。(兵庫は19歳、茶生は17歳)

将来有望な、家の霊能者兄妹。

・兵庫・

家での権力争いにはあまり興味がなく、とりあえず成り行きに身を任せて静観している。

に対してはわりと好意的。むしろそのまんま好意を寄せている感じ。

正直『月華』に就任したには色々と同情しているが、彼女が一番適任だとも思っている。

いつも笑顔を浮かべている好青年だが、意外と油断ならない人。

妹の事を大切に思っている。

霊媒。

 

・茶生・

兄と同じく権力争いに興味はないが、幼い頃から『月華』になる事を目標としていた。

『月華』という立場に、非常に固執している。

なので、どちらかというとに対して複雑な感情を抱いている。

わりとカッとなりやすいタイプ。そして後から後悔するタイプ。(兵庫談)

思った事ははっきりきっぱり口にする。そしてやっぱり後から言い過ぎたと後悔する。

『血ぬられた迷宮』後は、言いたい事を吐き出したからか、少し落ち着きが出てきた様子。