「はい、これ」

何の前触れもなく手渡された一枚の紙を見下ろして、は訝しげに眉を寄せた。

一体何のつもりなのかと顔を上げれば、奈月はニコニコとそれは楽しそうに笑っている。

「・・・なに、これ」

「見て解らない?この間一緒に見た雑誌。あれに載ってたカフェの無料招待券だけど」

まるで可笑しな事でも聞いたような素振りで問い返され、は気付かれない程度に頬を引き攣らせる。―――それさえも、彼女が気付いていないはずはないのだろうが。

つくづく、自分の周りに集まる人間は曲者揃いだと心の中で独りごちながら、は改めて手渡された一枚の紙を見つめる。

確かに無料招待券と書いてある。

しかも渋谷にある、今話題沸騰のケーキ屋さんだ。―――なんでも有名なパティシエがいるらしい。

も一度行ってみたいと思っていたのだ。

いつもいつも奈月がこういった類のものをどこで仕入れてくるのか不思議に思うが、その恩恵に預かれるのは決して嫌な事ではない。

そこの無料招待券だというならば、それは本当にありがたいのだけれど・・・。

問題があるとすれば、たったひとつ。

「・・・これ、カップル限定って書いてあるんだけど」

「うん、そう書いてあるわね」

「・・・私、残念ながらお付き合いしてる人なんていないんだけど」

「うん、知ってるわ」

あっさりと返ってくる言葉に、今度こそ隠す事無く頬を引き攣らせた。―――まぁ、大体想像していた通りの反応ではあるが。

「私あんまり興味ないし、もったいないから誰か誘って行ってきたら?」

「誰かって言われても・・・」

「誰か1人くらい捕まえられるでしょ?」

確信犯の笑みを向けられ、大きくため息を吐き出す。

奈月が何を考えているのか、手に取るように解った。―――それと同時に、やはり何を考えているのか解らない、とも。

一体こんな事をして何が楽しいのか、にしてみればちっとも理解できないけれど。

それでも無料招待券を付き返すことも出来ず、はニコニコと楽しそうに笑顔を浮かべる親友を見返して、もう一度深くため息を吐き出した。

 

小さな

 

「リンさん、今日暇?」

「・・・は?」

突然現れたかと思えば、何の断りもなくリンの仕事場である資料室に居座り、あまつのんびりとくつろいでいたと思っていたの突然の問い掛けに、リンは思わず間の抜けた声を上げた。

パソコンに向けていた視線をへと向ければ、いつの間にか自分を見つめていたとばっちりと目が合う。

一体何を言い出すのかと僅かに眉を潜めれば、はそれはそれは楽しそうな笑みを浮かべて。

「今人気のカフェの無料招待券貰ったんだけど、一緒に行かない?」

「行きません」

「即答はやめようよ」

取り付く島もないリンの返答に不満げな表情を浮かべたは、控えめな抗議の声を上げつつも小さく息を吐き出す。

まぁ、そう言われるとは思ってたけど・・・―――と心の中で独りごちて、さてどうしようかと思考を巡らせる。

どうすれば、リンを説き伏せる事が出来るか。

考えたからといって、妙案が浮かぶわけではないけれど。

そんなを認めて、リンは呆れ混じりに口を開いた。

「谷山さんを誘ったらどうですか?」

それはもっともな提案のように思われた。

普段から2人は仲が良い。

歳が近いせいなのか、それとも気性が合うのか・・・―――そんな事まではリンには解らなかったけれど、2人とも人好きするタイプではあるから打ち解けた事にそれほど違和感はない。

たまに2人で買い物やらなにやら出かけている様子だし、何も自分を誘わなくとも麻衣を誘えばいいだろう。―――まぁ、バイト中の彼女を連れ出されるのは、上司として歓迎できるとはいえないが。

それでも普段から依頼が多いわけでもない。

今はナルも所長室に篭っていることだし、静かに出て行けばバレないだろう。

そう言葉に出さずに訴えるが、しかしは困ったように視線を泳がせながらもう一度ため息を吐き出した。

「そうしたいのはやまやまなんだけど、残念ながらこれってカップル限定のチケットなの」

その問題のチケットをカバンから取り出し、リンに見えるようにヒラリと振って見せたは、蛍光灯の灯りに透かすようにしてそれを見上げる。

これがカップル限定のチケットでなければ、どれほどありがたかった事か。

そんな事を言っても、このチケットが変化してくれるはずもない。

それに、これがカップル限定のチケットだからこそ、奈月はへと譲ったのだろう。―――そこに見え隠れする彼女のからかいを察しても、無料という誘惑には勝てなかった。

そんなをチラリと横目で見やり、リンもまたひとつため息を吐き出した。

「・・・他に誘う人もいるでしょう?」

「それはね、私も考えたのよ。リンさんって明らかに甘いもの好きじゃなさそうだし、人の多いところも好きそうじゃないし」

あまりにも真っ当な推測に、リンもまた反論はなかった。

の言う通り、リンは特別甘いものが好きではない。

絶対に食べたくないというほど嫌いなわけではないが、わざわざ出かけてまで食べたいと思うほどではなかった。―――加えて、彼女の言う通り人の多いところも得意ではない。

そこまで解っていながら、では何故自分を誘うのか・・・?―――そんな疑問をやはり口には出さずに視線だけで訴えると、は困ったように眉を寄せて。

「最初は安原くんに声かけたんだけど、どうしても外せない用事があるんだって。ぼーさんは本業で暇がないって言うし、ジョンだって神父っていう本業が忙しいだろうし」

だとすれば、残っているのはリンとナルだけだ。

流石のでも、ナルを誘うような無謀なマネはしない。

誘ったってどうせ来ないだろうし、嫌味のおまけだって免れないだろう。

「・・・他の方は?」

「他って言われてもねー。2人っきりでケーキ食べに行くような親しい男友達なんて、安原くんぐらいしかいないし」

それはそれで少し寂しい気もするが、そこは見栄を張っても仕方ない。

男友達がいないわけではないが、カップル限定のカフェに誘って来てくれそうな男友達など安原くらいのものだ。

きっと安原ならば、カップルで溢れかえるカフェでも平然としているのだろう。―――そこが彼のすごいところであり、また恐ろしいところでもあるとは勝手に結論を出す。

あと残る男性の知り合いといえば、もう一清や高遠くらいしか残っていない。

流石に藤野をカップル限定のカフェに伴っていくのは無謀だろう。―――勿論藤野本人は気にしないだろうが。

一清は誘っても絶対に付き合ってくれそうになかったし、また一清を差し置いて高遠を誘えば彼は機嫌を悪くするだろう。

行く気がないのなら気にしなければいいだけの話だと思うのだけれど・・・―――そこが一清の厄介なところだ。

そこまで考えて、はチラリとリンを見やる。

どちらかといえばリンだとてカップル限定のカフェなどに付き合ってくれそうなタイプには見えないが、見た目とは裏腹に意外と気を遣ってくれるリンの事だから、押せばもしかすると折れてくれるかもしれない。

むしろ折れてくれなければ困る。―――もう彼以外にはいないのだから。

そんな意味を込めて、は懇願するようにじっとリンを見やり、改めて口を開いた。

「だからさ、一緒に行こうよ。私ここのケーキ食べたい」

「仕事中です」

「後で手伝うから」

「結構です」

にべもなく断られ、ここに来て暢気に説得を試みていたもとうとう我慢できずに立ち上がった。

「ごちゃごちゃ言ってないで、行くって言ったら行くの!!」

焦れたように大声を上げれば、会話中にもかかわらずパソコンから視線を逸らさなかったリンがぎょっとした様子でを見上げる。

それを悠然と見下ろしたは、にっこりと笑顔を浮かべると問答無用でリンの腕を掴んで。

「さ、行くよ」

!」

「文句は後で聞くからさ。ほら、早く早く」

困惑したような、驚いたような、それでも決して嫌そうな表情を見せないリンを見上げて、は楽しそうに笑い声を上げた。

 

 

「・・・なんていうかさ」

場所を移して、目当てのカフェに引きずるようにリンをつれてきたは、奈月から貰った無料招待券を提示して意気揚々と店内に足を踏み入れた後、グルリと店内を見回してから引き攣った笑みを浮かべる。

「無理やり連れてきた私が言うのもなんだけど、リンさんってこういう場所だとかなり浮いてるよね」

ケーキ屋とリン。―――よく考えてみれば、あまりにもありえない組み合わせだ。

目立つ事この上ない容姿と、人目を引くには十分の身長。

おまけに服装は黒で、しかもきっちりとスーツを着ているものだから、それはもう周囲の視線を独り占めしている。

これは人選を誤ったかと隣に立つは心の中で思ったが、他の選択肢がなかった事も事実だ。

それに、何よりも話題のケーキ屋に立つリンを見てみたいと思ったのも確かで・・・。

そして当のリンはといえば、やはりというかなんというか、どうにも居心地悪そうな面持ちで無言のままの隣に立っている。

なんとなく不機嫌そうにも見えるが、きっとそれは見間違いに違いない。―――いや、そうであってほしいというの願望なのかもしれないが。

それにしたって、可愛らしい内装のカフェに立つリンの姿は、それはもう見物だった。

思わずカメラを構えてシャッターを切りたい衝動に駆られるが、そんな事をすればそれこそリンの機嫌を損ねるだけだと解っていたので、は湧き上がる衝動を何とか押さえ込む。

どうせするなら、ケーキを食べ終わってからの方がいい。―――なんて事を思ったかどうかはともかくとして。

「いらっしゃいませ。こちらのお席にどうぞ〜」

可愛らしい制服を着たウェイトレスに先導され、周りからかなり浮いている2人は店の端のテーブルに腰を落ち着けた。

どうにもちらちらと視線を感じるのは、やはりリンの圧倒的な存在感だろう。―――カップル限定だというのに、女の子たちの目がリンに釘付けになっているのはおそらく気のせいではない。

「・・・まぁ、そうだよね。一般的に見ればリンさんオトコマエだし」

「・・・何か?」

「いいえ、何も」

思わず呟いた言葉は、幸いな事にリンには届かなかったようだ。

訝しげな表情を浮かべるリンに愛想笑いを返しながら、は誤魔化すようにテーブルのメニューへと手を伸ばす。

そうしてそこに並ぶ色とりどりのケーキを物色しながら、はふと視線をリンへと向けて。

「リンさん、ケーキは何にする?」

「いりません」

あっさりと返ってきた言葉に、は思わず苦笑を漏らした。―――予想通り過ぎる反応に、もう笑うしかない。

今までだってケーキをお土産に事務所を訪れても、1つも口にはしなかった彼のことだ。

きっとそう言うだろうとは思っていたけれど。

だからといって、もそこで怯む気はない。

リンがケーキを食べているところだって見てみたかったし、それ以上に有名パティシエが作っているというケーキはとても魅力的だった。

出来る事なら、1つといわず味わってみたい。―――そんな思いを込めてリンを見やり、はにっこりと微笑んだ。

「折角タダなんだから、頼まないともったいないじゃない」

「なら、2つとも貴女が頼めばいいでしょう?」

「年頃の女の子にケーキふたつも食べさせる気?」

そりゃ、全然食べれない事はないが、年頃の女の子としては体重も大きな問題だ。

ここはせめて、相手が頼んだケーキを一口分けてもらうくらいにとどめておかなければ。

しかしそんな微妙な乙女心などリンに察せられるはずもなく、またその気もないのだろうリンは、極力店内が視界に入らないようにと目を伏せながら素っ気無く答えた。

「嫌なら1つだけ頼めばいいでしょう」

「・・・リンさん、つめたーい」

返ってきた言葉に苦笑半分からかい半分で呟き、メニューに視線を落としながら小さく息を吐いた。

まぁ、なんだかんだ言いつつもこんなところまで律儀に付き合ってくれているのだから、あまり文句を言うのも悪いだろう。―――よくよく考えれば、よくあのリンがこんなところにまで付き合ってくれたものだ。

それはある意味、奇跡と呼んでも可笑しくないかもしれない。

いや、まぁそれは言いすぎだとしても、麻衣や綾子に言えば目を瞠って驚く事間違いないだろう。

その姿を想像し小さく笑みを零したは、今度会った時に自慢してやろうと心の中で独りごちてから、注文をとりにきたウェイトレスに目当てのケーキを頼み一息ついた。―――もちろん、ちゃっかりリンの分のケーキも勝手に注文して。

そうして注文した品が運ばれてくるまで・・・と、今話題のカフェがどんなものなのかと観察がてらに店内を見回したは、流石というかなんというか・・・―――予想通りの光景に、思わず感心のため息を吐き出した。

当然ながら、周りはカップルだらけだ。

まぁ、カップル無料招待券なるものを発行しているくらいなのだから、そういうものなのだろう。―――それにしたってねぇ・・・と心の中で独りごちてから、は改めて正面に座るリンを見やる。

相変わらず、リンは不機嫌なのかそうでないのか解りづらい無表情で、身動き1つせずにじっと座っている。

まぁ、この状況から見てリンの機嫌が良いとはとても思えなかったが。

「ねぇ、リンさん」

「なんですか?」

それでもリンは、が呼びかけると律儀に返事を返してくれる。

伏せていた目を少し上げてこちらを見るリンの視線に、は思わず感動を覚えた。

思えば最初の頃は目すら合わせてくれなかったというのに、今ではこうして無理やりではあるがこんな場所にまで付き合ってくれる。

機嫌が悪くても、ちゃんと返事を返してくれる。

綾子などはどこかリンを苦手に思っているようだが、こういうさりげない優しいところを知れば、もっともっと親しめるかもしれないのに・・・―――そんな事を思いながら、は先ほどふと思いついた言葉をなんの躊躇いもなく率直にリンへと投げ掛けた。

「もしかして、私とリンさんも傍から見れば恋人同士に見えるのかな?」

「・・・ぐっ!」

この状況での居たたまれなさからか、場を濁すように出された水を口元へ運んでいたリンは、思わぬの爆弾発言にむせた。

いきなり何を言い出すのかと軽く睨みつけるも、は平然とした様子のまま。

軽く咳き込むリンを見て「大丈夫、リンさん?」などと腰を浮かすに、これが彼女の他愛ない疑問なのだと理解する。―――だからといって、受けた衝撃が和らぐ事はなかったけれど。

そうしてふと我に返り、漸くリンは店内に視界を向けた。

あまりにも自分の雰囲気や好みとは程遠い内装の店だっただけに、なるべく意識しないようにしていたが、よくよく見れば周りはカップルだらけだ。

そういえばが『カップル限定の無料招待券』だと言っていた事を思い出し、そして今の自分たちと周りを比較しての発言通りに見られているだろう可能性が高い事を理解したリンは、我慢できずに勢いよく立ち上がった。

と恋人同士に見られる事が嫌なわけでは決してないが、この状況はあまりにも酷すぎる。―――相手が平然としているのだから、なおさらに。

「・・・帰ります」

「え、ちょっとリンさん?リンさんってば!!」

突然立ち上がったリンが何かに耐えるような声色でそう告げ、告げたと同時に外へと向かい歩き出したのを認めて、も慌てて立ち上がる。

しかし制止の声を掛けるもリンが立ち止まる様子はなく、突然の彼の行動に何事かとこちらを窺う周りの視線に気付いたは、数秒悩んだ末に自分のカバンを引っつかんだ。

「しょうがないなぁ、もう!」

横目で注文したケーキを運んでくるだろうウェイトレスの姿を確認しつつも、諦めのため息を吐き出したは、捨て台詞のようにそう呟きながら店を飛び出す。

そうしてたくさんの人が行き交う中、は探すまでもなく見つける事が出来た長身のリンを追って駆け出した。―――こういう時は背が高いとお徳だと感想を漏らしつつ、その勢いのままリンの腕を強引に引っつかんで。

「リンさん!待ってってば!!」

多少乱れた呼吸のまま声を上げれば、流石のリンもの存在を認めて立ち止まる。

見上げたリンの表情はいつもと変わりなく見えたけれど、どことなく気まずそうにも見えて、は湧き上がる笑みを押し殺しながら、勤めて不機嫌そうにリンへと声を掛けた。

「リンさんが急に帰るって言うから、折角のケーキ食べられなかったんだけど」

チラリと背後の店に視線を向けながらそう呟くと、リンは僅かに表情を曇らせる。

「食べてくればよかったでしょう?」

「嫌だよ、あんな店に1人残されるの!」

店に入った時から目立つリンのおかげでそれなりの注目を集めていたというのに、加えてリンが急に席を立ったものだから、向けられる視線も恐ろしいくらい興味に輝いていて。

それでなくともカップルが溢れる店内で、1人でケーキを食べる勇気などにはない。

楽しみにしてたんだけど・・・―――と未練がましく店を振り返るも、出てきてしまったのだから仕方がない。

また機会があれば、いつか食べる事も出来るだろう。

今回は渋々ながらも付き合ってくれたリンが、可愛らしい内装の店に立ったという衝撃の映像を脳内に焼き付ける事が出来ただけで満足するとしようか。

そう1人で勝手に結論を出したは、改めて自分の前に立つリンを見上げて殊更にっこりと微笑んだ。

「・・・リンさん、おなかすいた」

たった一言そう言えば、リンが僅かに眉を寄せる。

責めていると思われているのだろうか。

そんなつもりは毛頭ないのだけれど、しかしお腹は確実に空腹を訴えている。

これからケーキを食べる準備を整えていただけに、そう簡単に収まりそうもない。―――まぁお腹を満たす方法は、なにもケーキだけではないのだけれど。

「この近所に美味しいハンバーガーショップがあるんだけど、行かない?」

改めてそう提案すれば、またもやリンは僅かに眉を寄せる。

リンとハンバーガーショップ。

これもある意味衝撃的な映像なのかもしれないが、まだ許容の範囲内だろう。―――勝手にそう結論付けて、は無言で自分を見下ろすリンへと微笑みかけた。

「大丈夫だって。今度はさっきと違って入りやすい雰囲気の店だから。―――ほら、行こう!」

言われて強引に手を取られ、歩き出したに引かれてリンも足を踏み出した。

自分の手を握る小さな手を見下ろして苦笑する。―――いつの間に、こんなにも振り回されるようになってしまったのか。

しかしそれも悪くないと思ってしまう自分は、もしかすると重症なのかもしれないけれど。

「期待しててよ、リンさん。ほんとに、ものすごく美味しいんだから」

そう言って得意げに笑うを見下ろして。

「・・・そうですか」

呆れと、諦めと・・・―――そしてほんの僅かな高揚感を隠しながら素っ気無く返事を返したリンは、堪えきれずに思わず小さく口角を上げた。

 

 

◆どうでもいい戯言◆

朱璃さま、お待たせいたしました。

改めまして、7万ヒットリクありがとうございます。

リク内容は『ゴーストハント』『リンとの絡みを日常的なもので』との事でしたが、果たしてこれが日常に分類されるのかどうかという問題が・・・。(あらら)

話の内容的には他愛ない日常的なもので、なんというか山も谷も落ちもない微妙な仕上がりですが、これにリンを当てはめると日常とはっきり言い切れない感が。

アレですよね。リンっていう人間自体が日常を感じさせないところがありますから。(すごい言い様)

ともかくも、お待たせしてしまった上にこんな出来栄えで申し訳なく思いますが、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

こんなものでよろしければ、朱璃さまのみお持ち帰りどうぞ。

作成日 2008.5.29

更新日 2008.6.2

 

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