人はいつも何かを選択して生きている

 

そうして何の前触れもなく、人は人にそれを突きつけるのだ

 

確信的に

 

あるいは、無自覚に

 

少しの猶予もないまま、どちらかを選べと

 

 

 

 

「桂小太郎殿とお見受けする」

 

      

そうして、それは唐突に訪れた

 

 

突然の襲撃者

光に見せられた、闇夜の虫

 

 

「・・・くっ!逃げろ、!!」

 

「久しぶりだなぁ、

 

 

守る者と、壊す者

相反するその狭間で、提示された2つの道

 

 

懇願は絶望へとその姿を変え

それが避けられないものだと知ったのならば、はたして導き出された結論とは

 

 

『あなたはあなたの想うままに生きるといい』

 

『それが、あなたらしさなのだよ』

 

 

 

すべては同じ場所から始まり

 

たとえ、進む道を別つとしても

 

 

「高杉ぃ!!」

 

 

あなたが斃れるその時は

私が、傍にいるから

 

 

 

               銀魂 紅桜

 

 

 

「・・・またね、晋助ちゃん」

 

 

願わくば、その笑顔が曇らないように