は天人が嫌いアルか?」

「うん、嫌いよ」

「(そんな本人目の前にして笑顔でばっさり・・・)」

「・・・そっか」

「・・・ちょっとさん!もうちょっと言い方ないんですか?神楽ちゃん落ち込んじゃったじゃないですか」

「だって好きか嫌いかって言われたら嫌いなんだもん。そうじゃなきゃ攘夷戦争に参加なんてしてないよ」

「それはそうですけど・・・」

「でも私は神楽ちゃんの事は好きよ」

「ホントか?でもさっき天人は嫌いって・・・」

「うん、そうだね。天人は嫌いだよ」

「やっぱり・・・」

「でも私は神楽ちゃんの事は好きよ」

「ホントか?でもさっき天人は嫌いって・・・」

「・・・それ、いつまで繰り返すつもりですか」

「う〜ん、どう言ったら解ってもらえるかな。確かに私は天人は嫌いだけど、それだけで全部の天人を嫌いだって言ってるわけじゃないよ」

「・・・どういう意味アルか?」

「私は神楽ちゃんっていう1人の人と出会って、そうして神楽ちゃんっていう1人の人を好きになったわ。その神楽ちゃんが天人だからって、神楽ちゃんを嫌いになる事は違うと思うの」

「・・・

「昔はともかく、私だってそれなりに大人になって、いろいろと考えられるようになったの。天人だからってその人すべてを否定してしまうのは、なんだか勿体無いと思わない?」

「そう思ってるなら、どうしてさんは攘夷に参加してるんですか?」

「何言ってるの、新八くん。この私の国に土足でずかずかと踏み込んでおいて好き勝手するような天人まで好きになれるほど、私は寛大じゃないのよ。そういった連中を、自分がいかに愚かな行動を取っているかを、心の底から後悔するまで徹底的に痛めつけてやるのは基本よ

「さっきまで良い話してたと思ったら、結局オチはそれですか」

「ふふふ」

「笑って誤魔化さない!」

。私もが大好きアル」

「ありがとう、神楽ちゃん」

 

天人について

 


銀魂。

神楽と新八と何気ない会話。(ほんとに会話だけ)