、君は何を望むのかな?』

頭の中で、声がする。

『君の守りたいものとは何かな?』

今もまだ記憶に残る、かつての問い掛け。

それは今もまだ鮮明に残るようで、けれど手を伸ばせば擦り切れた記憶にそれへ手が届かない。

私はそれに、どんな答えを返したのだろう?

呆然とその場に立ち尽くしながら、はそんな疑問を抱いた。―――思っていたよりも、心は冷静さを失ってはいないように思えた。

「晋助さま!!」

また子の悲痛な声を聞きながら、静かに目を閉じて。

『自分に正直に生きなさい。それが・・・君らしさだろう?』

聞こえたその声に引かれて開いた瞳には、先ほどは違う力強い光が宿っていた。

 

明けないはない

 

それは本当に、一瞬の出来事だった。

奇妙な白い物体を高杉が斬ったと同時にその中から桂小太郎が姿を現し、そうして誰もが動く間もないまま桂は高杉へと刀を抜いた。

ゆっくりと後ろへ倒れこむ高杉を呆然と見ていたまた子は、ハッと我に返って高杉へと駆け寄る。

「晋助さま!!」

倒れた高杉を抱き起こしながら、また子は必死に彼の名を呼ぶ。―――まさかこんなところで、こんな形で高杉がやられるなど思ってもいなかった。

そんな2人を横目に、同じくその場にいた武市が悠然とその場に立つ桂を見やり、僅かに目を細めた。

「ほお、これは意外な人とお会いする。こんなところで死者と対面できるとは・・・」

「うそ・・・。桂さん!!」

武市の言葉に、あまりにも目まぐるしく起こった出来事に頭が追いつかず、呆然とその場に座り込んでいた新八が大きく目を見開いた。

それを見やり、桂は静かな声色で口を開く。

「この世に未練があったのでな、甦ってきたのさ。かつての仲間に斬られたとあっては、死んでも死にきれぬというもの。―――なぁ、高杉。お前もそうだろう」

僅かに目を細めて倒れたままの高杉にそう声を掛ければ、また子に支えられていた高杉が何食わぬ顔で身を起こす。

そうして桂に斬られた懐から一冊の本を取り出しながら、さも楽しそうに笑みを零した。

「・・・クククククッ、仲間ねぇ。まだそう思ってくれていたとは、ありがた迷惑な話だ」

「まだそんなものを持っていたか。―――お互いバカらしい」

高杉の手にある緑の装丁に気付いた桂が、同じように懐に手を入れ一冊の本を取り出した。

それは高杉が手にしているのと同じ、緑色の装丁のもの。―――同じように刀傷があり、僅かにだが血が付着している。

それを認めた高杉は、僅かに眉を上げて感心したように笑った。―――今桂が五体満足でこの場にいる理由が解ったからだ。

「お前もそいつのおかげで、紅桜から守られたってわけかい。思い出は大切にするもんだねぇ・・・」

「いや、と貴様の無能な部下のおかげさ。に散々戦闘意欲を煽られ、よほど興奮していたらしい。を捕縛した後、ろくに確認もせずに髪だけ刈り取って去っていった。―――大した人斬りだ」

あの岡田に襲われた夜の出来事を思い出しながら、桂は無表情のまま皮肉げにそう答える。

それは、ちょっとした油断が招いた事態だった。

突如襲い掛かられ、あっけなく斬られた。―――勿論それは、相手が想像もしないような武器を持っていたからに過ぎないのだけれど。

あの時ほど、のリボンが飛ばされた事をありがたく思った事はなかった。

もしかすると、あのリボンをプレゼントした辰馬が何らかの形で警告をしたのかもしれない。―――そう思えるほど、絶妙なタイミングだった。

しかし斬られた桂にが気付かないはずもなく、そうしてそのまま桂を置いて逃走するわけもなく、は岡田と向かい合った。

けれどには護身用の武器しかない。

刀は攘夷戦争が終わると共に、持つ事を彼自身が禁じていた。―――そうしては、彼女にしては珍しく素直にそれに応じていた。

だから桂は言ったのだ。―――逃げろ、と。

紅桜を相手に、岡田を退けられるはずがないと。

しかし、違った。

の目的は岡田を退ける事ではなかった。―――それを確信したのは、の戦いぶりを見た時だ。

相手の攻撃を防ぎながら、攻撃を繰り出す。

しかし彼女の剣先を見ていれば一目瞭然だ。―――何故ならば、彼女の小刀は絶対に相手の急所へ向けられていなかったからだ。

そうして察した。

話の断片を聞くに、どうやら岡田はをどこかへと連れて行くつもりらしい。

だからは瞬時に策を練ったのだ。―――今もまだ戦いを見守る桂がそれほど深い傷を負ってはいないだろうと推測し、出来る限り岡田の意識を桂から逸らす為の策を。

そしてその思惑通り、まんまとに戦闘意欲を煽られた岡田は、を手に入れた事に更に興奮し、桂の生死を確かめずに去って行った。

人斬りにしてはあまりにもお粗末な行動に、いっそ呆れてしまったほどだ。―――否、それほどまでにの演技力が優れていたという事か。

確かに知らぬ者が見れば、劣勢によるの焦りを誰も疑いはしなかっただろう。

そんな意を込めて高杉を見やれば、彼は桂を正面から見据えて皮肉げに口角を上げた。

「逃げ回るだけじゃなく、死んだフリまで上手くなったらしい。―――で、わざわざ復讐に来たわけかい。奴を差し向けたのは俺だと」

「あれが貴様の差し金だろうが奴の独断だろうが関係ない。だがお前のやろうとしている事を、黙って見過ごすわけにもいくまい」

今もまだ余裕さを失わない高杉に、桂もまた堂々とそう告げる。

そうしてじっと高杉を見返した桂は、挑むように目を細めて言い放った。

「それに・・・このままむざむざお前に委ねてやるつもりはない。―――は返してもらうぞ」

殊更強い声色で桂がそう言い放ったと同時に、船の一部が大きな爆発音と共に吹き飛んだ。

それに全員が何事かと振り返る中、今もまだ桂を見据える高杉に向けて口を開く。

「貴様の野望、悪いが海に消えてもらおう」

先ほどの爆発は、おそらくこの船の工場からなのだろう。―――紅桜を生産している、その場所から。

そしてその原因は目の前にいる桂以外にはいない。

「桂ぁ!!」

それを察したまた子が激情に任せて桂を睨み付けた。―――そうして懐の銃を抜き取り構えようとしたその時、音を立てて自分の頭に押し付けられたそれに気付く。

「・・・お前」

思わず息を飲んで背後を見やれば、いつからそこにいたのか・・・自身の銃をまた子の後頭部に押し当てた張本人であるが、これまで見た事がないほど冷たい眼差しで彼女を見やった。

「一応、忠告しておくよ。―――これ以上小太郎ちゃんに手ぇ出したら・・・」

ゾクリ、と背筋に悪寒が走る。

抑揚のない声。―――今までの彼女からは、想像もつかないような・・・。

「これ以上ないってくらいの地獄を、見せてあげる」

そうして囁くように・・・けれどはっきりと聞き取れる声色で、それはそれは綺麗な笑みを浮かべながらは告げた。

その時、また子は漸く理解した。―――何故彼女が『死神』やら『生と死を司る女神』などと呼ばれるのかを。

彼女の笑顔を前に、生きている気がしない。

こんなにも綺麗で・・・そして残酷な笑みを、また子は知らない。

さん!!」

「江戸の夜明けをこの目で見るまでは死ぬわけにはいかん。貴様ら野蛮な輩に揺り起こされたのでは、江戸も寝覚めが悪かろうて」

突然現れたもう1人の行方不明者に新八が声を上げたと同時に、桂が腰に差した鞘から刀を引き抜きつつそう告げる。

そうして切っ先を高杉へ向けて構えた桂は、低く重い声色で言い放った。

「明日を見ずして眠るがいい」

「眠んのは・・・テメェだぁ!!」

しかしそんな桂の声を掻き消すように、新しく声が上がった。

それを確認する間もないままに、突然の衝撃と共に桂は吹き飛ばされる。―――何事かと首を上げれば、そこには鬼のような形相をした新八と神楽が仁王立ちで立っていた。

「テメェ・・・人に散々心配掛けといて、エリザベスの中に入ってただぁ?―――ふざけんのも大概にしろぉ!!」

感情のままにそう声を荒げ、ガッツリと桂の襟元を掴む。―――普段の彼では絶対にしないだろう行動だが、どうやら今回は相当頭に来ているらしい。

「いつからエリザベスん中入ってた?いつから俺たちを騙してた!!」

「ちょ、待て!今そういう事言ってる場合じゃないだろう!ほら、見て。今にも襲い掛かってきそうな雰囲気だよ?」

「うるせーんだよ!こっちも襲い掛かりそうな雰囲気!!」

噛み付きそうな勢いで声を荒げる新八を前に、いつの間にか自分たちを囲んでいる鬼兵隊の隊士たちに気付いて慌てて声を掛けるも、どうやら彼に譲る気はないらしい。

それに気付いた桂は、何とか新八を落ち着かせようと焦った様子で口を開いた。

「待て、落ち着け!何も知らせなかったのは悪かった、謝る!今回の件は、敵が俺や個人を標的に動いていると思った故、敵の内情を探るにも俺は死んでいることにしておいた方が動きやすいと考え、何も知らせなんだ。―――なにより、俺たち個人の問題に他人を巻き込むのは不本意だったしな」

それは真実だった。

事に高杉が絡んでいる以上、関われば身の安全は保障できない。

そう思ったからこそ、桂は独自に動く事に決めたのだ。―――それ以上にが連れて行かれたなどと銀時に知れれば、彼だとて黙っていないだろうと思った。

まさか自分たちの安否を案じ、エリザベスが万事屋へ向かうだろうとは想像もしていなかったのだ。

「故にこうして変装して・・・」

何とか落ち着いてもらおうと、桂は必死に言葉を連ねる。

こういう場合、いつもが相手をしながらいつの間にか煙に巻いてくれるのだ。―――弁解に慣れていない桂には、どうすれば新八が綺麗に納得してくれるのかがわからない。

そうこうしている間にも、鬼兵隊の隊士たちが待ってくれるはずもなく、一斉に刀を構えて怒鳴りあう桂らに襲い掛かった。

それに気付いているのかそうでないのか、新八と神楽は揃って桂の足を掴み上げて。

「だからなんでエリザベスなんだー!!」

すべての鬱憤を晴らすかのように大声を上げ、2人はそれぞれ桂の片足を掴みながら、プロレスの如くされるがままの桂をグルグルと回し始めた。

それに悲鳴を上げる桂を前に、しかし鬼兵隊の隊士たちは刀を構えたまま怯んだように後ずさる。

「ち、近寄れねぇ!まるで隙がねぇ!!」

「何やってんっスか!!」

襲い掛かるに襲い掛かれない隊士たちを前に、焦れたようにまた子が声を荒げる。―――今この瞬間は、に銃を突きつけられている事さえも忘れていた。

そんな緊迫感があるんだかないんだか微妙な光景を他人事のように眺めていた武市は、ふと違和感に気付いて視界を巡らせる。

少し遠目にだが、こちらに近づいてくる船が見える。

「・・・あれ」

一体どこの船だろうかと僅かに首を傾げる武市に気付いたまた子も、そちらへと視線を向けた。―――しかしどんどんと大きくなっていく船の形に、思わず頬を引き攣らせる。

「おい、あれ。なんかこっちに・・・」

ぐんぐんと迫ってくる一艘の船。

それに悲鳴を上げる事も身動きをする間もないまま、その船は盛大に彼女たちの船に頭から突っ込んだ。―――同時に激しい爆発音と揺れが襲う。

それを何とかやり過ごしたまた子は、パッと顔を上げて忌々しげに舌打ちした。

「船が突っ込んできやがった!なんてマネを・・・!!」

「エリザベス!!」

突然の出来事に全員が呆気に取られる中、逸早く状況を察したが既に馴染んだ名を叫ぶ。

そうして思わずまた子から銃身を逸らし駆け寄ろうとしたは、しかしそれを阻むように腕を捕まれ、そのあまりの強さに眉を顰めながら振り返った。

「高杉ぃ!貴様の思い通りにはさせん!!」

「ちぃ!全員叩き斬るっス!!」

怒声と共に、たくさんの隊士たちが雪崩れ込んでくる。

間違いなく桂一派の者たちだろう。―――すぐにそれを察したまた子は、突然の出来事に呆気に取られる鬼兵隊の隊士たちに向かい声を上げた。

そうして始まる激しい戦い。

そんな中でも桂に駆け寄り彼を守るように立ちはだかった男たちは、背後に立つ桂に向かい申し訳なさそうに口を開いた。

「すいません、桂さん。如何なる事があろうと勝手に兵を動かすなと言われておきながら、桂さんとさんに変事アリと聞き、居ても立ってもいられず・・・」

「このような事で桂さんやさんが死ぬわけがないと信じておりましたが、最後の最後で我々は・・・」

そうして涙を流しながら懇願するように言い募る仲間を見やり、桂はユルリと首を横へ振った。

「やめてくれ。そんな顔で謝るお前たちを叱れるわけもない。―――それに謝らなければならぬのは俺たちの方だ。何の連絡もせずに・・・」

「桂さん!あなたたちだけで止めるつもりだったんでしょう!かつての仲間だった高杉を救おうと・・・騒ぎを広めず、説得に行くつもりだったんでしょう!!」

「それを我々はこのように騒ぎ立て・・・高杉一派との亀裂を完全なものにしてしまった!これでは、もう・・・」

「言うな。奴とはいずれ、こうなっていたさ」

どこか遠い目をしながら言葉を遮りそう呟く桂を、仲間たちが痛ましそうに見つめる。

「・・・っ、さん!!」

しかしそれは、仲間の1人が上げた声によって掻き消された。―――男の視線の先を見れば、高杉に腕を捕まれ連れ去られるの姿がある。

「・・・!」

それに気付いた桂が思わず名前を呼ぶも、は振り返りつつも何も言わない。―――しかし桂へと向けられる視線が困惑に満ちているのは明白だった。

おそらくは迷っているのだろう。

ここで桂へと助けを求めれば、高杉を本当に失ってしまいそうで。

それが嫌というほど解る桂は、憤りを隠しつつ拳を握り締める。

このままでは、は連れ去られてしまう。―――それと同時に、高杉への説得の機会も失われてしまうのだ。

そんな桂の思いを読み取ったのか、彼の前に立ち塞がっていたエリザベスがさっと看板を掲げた。

『桂さん。ここはいいから早く行ってください。まだ間に合います』

「エリザベス・・・」

看板に書かれた彼の言葉に、桂は僅かに目を見開く。

そんな彼を前に、エリザベスは再び看板を翻した。

『ちゃんとさんを連れて、今度はさっさと帰ってきてくださいよ』

「・・・すまぬ!!」

そこに書かれてある彼の思いに心から感謝をしつつ、桂は猛然と駆け出した。

「そこをどけ!!」

次々と襲い掛かる敵を薙ぎ払いつつ声を上げる。―――そうして何とか船内に進入することに成功した桂は、おそらくは先を行っただろう高杉を追いかける。

しかしふと自分以外の足音が響いている事に気付き、一体何だと僅かに視界を巡らせた桂は、そこにある2人の姿に思わず目を見開いた。

「お前ら・・・!!」

いつの間にか、新八と神楽が自分と並ぶようにそこにいる。

そうして驚きに目を見開く桂を見やって、2人は真剣な面持ちで口を開いた。

「ここまで来たら、最後まで付き合いますからね!」

「ヅラ!お前、帰ったらなんか奢るアル!!」

「お前ら・・・」

言葉は素っ気無いものではあったけれど、そこに桂の身を案じる想いを読み取り、桂は言葉もなく2人を見返す。

ちょうど、その時だった。

改めて決意を固めて先を進んでいた3人の足元に、一発の銃弾が放たれる。

それにまんまと足止めされてしまった3人は、目の前に立つ2人の人物を認めて悔しげに眉を顰めた。

「晋助さまのところには行かせないっス」

「悪いがフェミニストといえど、鬼になる事もあります。綿密に立てた計画、これを台無しにされるのが一番腹が立つコンチクショー」

ここから先へは絶対に通さないとばかりに立ち塞がるまた子と武市の姿に、桂は無意識に唇を噛み締めた。

高杉がに危害を加えるとは勿論思ってはいないが、こうなってしまった以上は彼もいつまでもこの場に留まっていたりはしないだろう。

そして悪態をついていても、が高杉を突き放すことが出来ない事も解っていた。―――だからこそ急がなければならない。

こうしている間にも、は高杉に連れ去られてしまうかもしれないのだ。

そんな桂の考えを読んだのか、並んで立っていた新八と神楽が桂を押しのけるようにして前に進み出た。

「ヅラ。ワタシ酢昆布一年分と、渡る世間は鬼しかいねぇコノヤローDVD全巻ね。あ、あと貞春のえさ」

「僕、お通ちゃんのニューアルバムと写真集と、バーゲンダッシュ百個お願いします。―――あ、やっぱ千個」

「あ、ズルイね!じゃ、ワタシも酢昆布十年分!!―――に言えば、きっと買ってくれるネ!!」

矢継ぎ早に掛けられる言葉に一瞬呆然としていた桂は、しかし2人が何を言いたいのかを察して慌てて口を開いた。

「おい、何を・・・」

「早く行け、ボケェ!!」

しかしそんな桂の言葉も、妙に気合の入った2人の声に遮られる。

だからといって、このまま引き下がるわけにはいかなかった。―――そもそもこれは自分の問題なのだ。

「待て!お前たちに何かあったら、俺は銀時に合わす顔がない!!」

「何言ってるアルか!!」

「そのへんてこな髪型見せて、笑ってもらえ!!」

それでも桂の言葉を跳ね返して、新八と神楽は改めてまた子と武市を見返した。

はっきり言ってしまえば、自分たちの元にある情報は断片的なもので、結局は何がどうなっているのかはっきりとした事は解らない。

それでも今踏ん張らなければならないのだという事は、嫌というほど理解できた。

今踏ん張らなければ、あの騒々しくも楽しかった日々が失われてしまうかもしれないとそう思ったから。

そうして戦意を漲らせて自分たちを睨みつける2人に、武市は訝しげに眉を寄せた。

「読めませんねぇ・・・。この船にあって、あなたたちだけが異質。攘夷浪士でもなければ、桂配下の者でもない様子。もちろん私たちの味方でもない」

「何なんスか、お前ら!一体何者なんスか!何が目的っスか!一体誰の回し者っスか!!」

心底疑問なのだろう。―――武市のそんな問い掛けの後、苛立ちを隠せずまた子がそう叫ぶ。

自分たちは何なのか。

何故ここにいて、戦っているのか。

そんな疑問を投げ掛けられた新八と神楽は、まるで挑発するようにニヤリと口角を上げた。

 

 

◆どうでもいい戯言◆

前回では全3話だと言ったにも関わらず、まだ終われてません。(ごめんなさい!!)

一応ずっと続きで書いてはいたんですが、あまりにも長くなりすぎてしまったので。

もうこれはいっそ2話に分けたほうがいいんじゃないかと。(およそ20ページ近くのお話は、もう嫌がらせなんじゃないかと思ったので)(笑)

というわけで、次で紅桜編完結です。次ではちゃんと終わりますので。

作成日 2008.3.21

更新日 2009.3.13

 

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