・もうひとつの、彼と彼女の物語・

 

 

 

過去に想いを馳せて 船の上で。ふと思い出す、過去の記憶。

「・・・異能者、かぁ」

路地裏の少女 薄暗い路地で出逢ったのは。彼女の人生の始まり。

「契約成立ですね。では参りましょうか」

裏庭の約束 ベルフォルマ家へ来て、3ヶ月目。仕事の途中に。

「明日のこの時間、ここに来い」

勝者の微笑み 密かに繰り広げられる戦い。勝つのは、はたして。

「・・・では、せめて周りに人がいない時だけでお願いします」

好奇心の先に 中庭でのいつもの時間。彼女の視線に先には・・・?

「だったら、俺が教えてやるよ」

太陽のような君 買い物を頼まれ街へ。当然のようにその隣にいるのは。

「・・・ううん、なんでもない」

果たされない約束 主人からの突然の呼び出し。告げられた言葉は・・・。

「・・・うん。ありがとう、スパーダ」

そして彼女は、今を生きる 再び、船の上で。今は前を向いて、ただ歩き出す。

「茶化すな。俺は・・・」

 

 

 

 

 

 

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